住宅ローンの毎月の返済額や総返済額をシミュレーションできるツールです。 借入額、金利、返済期間を入力して、元利均等返済と元金均等返済の比較ができます。 返済計画を立てる際の参考にしてください。
住宅ローンの基礎知識
住宅ローンを組む際には、返済方法や金利タイプなど様々な選択肢があります。 ここでは、住宅ローンに関する基本的な知識をご紹介します。
返済方法の種類
住宅ローンの主な返済方法には、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。
元利均等返済
毎月の返済額(元金と利息の合計)が一定の返済方法です。 返済当初は利息の割合が多く、徐々に元金の割合が増えていきます。 毎月の負担が一定であるため、家計管理がしやすいというメリットがあります。
元金均等返済
毎月の元金返済額が一定で、利息は残高に応じて計算される返済方法です。 返済当初は返済額が多く、徐々に減っていきます。 総返済額は元利均等返済より少なくなる傾向がありますが、返済当初の負担が大きいというデメリットがあります。
金利タイプ
住宅ローンの金利タイプには主に以下のものがあります。
固定金利
借入期間中、金利が変わらないタイプです。 将来の返済額が確定するため、計画が立てやすいというメリットがあります。 ただし、変動金利より金利が高めに設定されていることが多いです。
変動金利
市場金利に連動して金利が変動するタイプです。 固定金利より低い金利で借りられることが多いですが、将来金利が上昇すると返済額も増加するリスクがあります。
固定期間選択型(当初固定金利型)
一定期間(2年、3年、5年、10年など)は固定金利で、その後は変動金利になるタイプです。 当初の返済計画が立てやすく、変動金利のメリットも活かせる中間的な選択肢です。
住宅ローン控除(住宅ローン減税)
住宅ローン控除は、住宅ローンを利用して住宅を取得した場合に、所得税や住民税が一定期間控除される制度です。 年末のローン残高の1%(上限あり)が最長10年間(条件により13年間)にわたって税金から控除されます。 控除を受けるには一定の条件を満たす必要があり、確定申告が必要です。
繰り上げ返済
繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に、まとまった資金でローンの一部または全部を返済することです。 繰り上げ返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。 期間短縮型は総返済額の削減効果が大きく、返済額軽減型は毎月の返済負担を減らすことができます。 特に返済初期に繰り上げ返済をすると、その後の利息負担が大きく減るため効果的です。
注意: このシミュレーションはあくまで目安です。実際の住宅ローンを検討する際は、 金融機関の商品内容や条件を確認し、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。 また、将来の金利変動や繰り上げ返済の可能性なども考慮して計画を立てることが重要です。